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IoT普及が進むにつれて実現する、ECの未来とは?

ついに2016年12月5日にamazonのダッシュボタンが日本でもリリースされ、IoT(モノのインターネット)にますます注目が高まっていますね。2017年現在では「IoTってまだまだ先の話じゃないの?」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、着々と実用的で日常的な存在へと進化しています。
そこで今回は、メーカー各社が描く「IoTが実現する未来」から「ECの未来」を紐解いてみたいと思います。

すでに実用化されているIoTの事例:2017年

まずは、昨年から今年にかけてすでに実用化されているIoTの事例についてご紹介します。

①実店鋪をIoT化:ピーチジョン

2016年8月にピーチジョンが実店舗にIoTの仕組みを導入しました。
通販とECを主軸に販路展開していたピーチジョンですが、これまで通販で培ったマーケティングノウハウを実店舗に活かす考えのようです。入店率・顧客属性・購買率などのビッグデータを収集し、販促施策に反映していくことが発表されました。

こういった仕組みが多くの実店舗で普及すると、どんなことが可能になるでしょうか?
まず、メーカー側が顧客属性や商品へのリアクションをリアルタイムに把握できるため、商品開発のスピードとクオリティが高くなることが考えられます。
他には、見込み客が店頭で手にした商品はログとして残り、後日ECにアクセスすると、
・お気に入り商品に自動登録されている
・自分自身の好みに合った適切な商品レコメンドが届く
・購入アイテムと合うコーディネート提案が届く
といった体験を提供することができます。

ショールーミングが進むことが問題視されていますが、IoTが普及した店舗であれば、生活者にとっても実店舗で購入するメリットを提供できるようになりますね!

②冷蔵庫をIoT化:サムスン

サムスンがリリースしたスマート冷蔵庫「Family Hub 2.0」

ラスベガスで開催された「CES2017」でサムスンが発表したスマート冷蔵庫です。
扉部分に21.5インチのLEDディスプレイを搭載し、メッセージ・メモの投稿・写真やカレンダーの共有とチェックなどができます。
冷蔵庫の大きさを活かし、これまでTVやタブレットが担ってきたディスプレイの役割を兼ね備えています。
また、冷蔵庫のドアを開閉せずとも、内蔵カメラでリアルタイムに冷蔵庫の中身を見ることができ、残量が少ない食材を買い物リストに加えたり、そのままオンラインで注文まで完了できます。

ここから皆さんはどんなことを想像されるでしょうか?
ECの未来に影響を与えそうな要素は、
・販促手法
・個人の生活空間におけるビッグデータ収集
・広告出稿メディア
などが考えられますね。

販促手法は、従来の自社ECサイトへの集客だけでなく、どのメーカーのスマート家電と提携するかが売上UPの鍵を握りそうです。
また、冷蔵庫のカメラ機能やディスプレイ操作履歴を活用して、個々人の生活習慣や嗜好性まで精緻に把握することも可能です(個人情報の問題はクリアする必要がありますが)。
冷蔵庫自体がディスプレイとなれば、主婦や主夫が対象の広告はWeb広告やTVCM以上に費用対効果が高いものになりえます。レシピや調理器具の販促動画が冷蔵庫で流れる日もそう遠くないのではないでしょうか。

これから実用化されていく、IoTのある未来:2017年

続いては、今後実用化されていくであろう、メーカーが描くIoTのある未来について、動画を中心にご紹介していきます。

③NECがIoTで描く未来

NECのAI、IoTで描く未来の姿 [NEC公式]より

こちらの動画では、コンタクトをはめればどこにでもモニターが出現する様子が描かれています。映画「マイノリティ・レポート」の世界観ですね!ヘッドセットを装着すれば仮想ディスプレイが表示される仕組みは2015年に実現していて、コンタクト装着での実用化は約20年後だと予想されているそうです。そうなれば、デバイス自体が不要になり、いつでもどこでも誰でも欲しい情報にアクセスすることが可能になります。

また、オンラインショッピングのあり方が変容することもこの動画から見てとれます。
IoTだけでなくAIも進化を遂げると、優秀なAIのレコメンドが商品購入の動機になり、自宅にいながら商品をまるで触っているかのような感触まで再現しようと試みています。

現在はECにアップロードする商品情報として、商品画像・テキスト・動画などを用意されているかと思いますが、ゆくゆくは3D情報や360°動画が必要になってくる可能性がありますね。

④ドコモがIoTで描く未来

ドコモのIoTがめざす少し先の近未来”2020″[ドコモ公式]より

ドコモが描く未来は、2020年。東京オリンピックが開催される、たった3年後の未来です。

オーダーメイドの商品が身近なものとなったり、物流が効率化されたりといったことも挙げられていますが、最もECにかかわるのは自動車のIoTではないでしょうか。
自動運転が当たり前になることで、フロントガラスをディスプレイ代わりにできるようになりますし、運転中の通話を規制されることもなくなります。自動運転により渋滞の心配が解消されると、車通勤者の割合が増え、生活者の移動手段が変容していくことも考えられます。

生活者の動線が変わると、販促におけるキャンペーン情報の届け方や、サイネージ広告の形も影響を受けるかもしれませんね!

⑤マイクロソフトがIoTで描く未来

マイクロソフトの IoT に対するビジョン[マイクロソフト公式]より

EC×IoTの未来とはいっても、生活者の身の回りに起きることだけではなく、企業側の業務改善や物流網においてのIoTも変化が起きてくるでしょう。オムニチャネルの構築は必須となり、バックヤードでは在庫管理・製造・物流がシームレスにオンラインでつながる時代がやってくることが予想できます。そうなると、これまで人が担っていた単純作業は次々と自動化された仕組みで回るようになり、人は企画や設計により時間を注ぐことができますね。

モノづくりの日本、と言われますが、製造工程や業務改善においてIoTとAIの普及が進めば世界での優位性はなくなってしまうのでしょうか?個人的には、逆に日本人のモノづくりの精神を世界に広げるチャンスがやってくる!と感じています。

まとめ

まとめると、IoTによって
・生活者の導線とタッチポイント
・生活者の利用デバイス
・収集できるビッグデータ
の変化が生まれてきそうです。
あらためて情報を整理していると、大きな時代の変遷期に立ち合えているという実感が湧いてきて、思わずワクワクしてきてしまいました!

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参考:

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