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注目度が高まるライブコマースって?新しいECの形に迫る

先日、俳優の山田孝之氏がトランスコスモスと立ち上げた「ミーアンドスターズ株式会社」より、ライブコマース分野で「体験」販売サービスが開始することが話題になりました。

ライブ配信はYouTuberの登場で飛躍的に伸び、デジタルネイティブ世代は日常的にライブ配信・閲覧を楽しんでいます。平成28年度の総務省調査によると、インターネットの利用目的のうち5割が動画利用を締めており、動画利用が生活の一部となってきていることが分かります。

参考:個人におけるICT利用の現状 図表2-1

また、日本よりライブコマースにおいて先行している中国では、2時間で3億円を売り上げるインフルエンサーが出てきているとのこと。

さて、注目度が急上昇しているライブコマース。日本ではまだまだ世代で認識に差がありますが、新たな可能性を秘めたこのライブコマースを理解して、他社と差別化を図ってみましょう。

参考:たった2時間で3億円稼ぐユーザーも!? 話題のライブコマースとは?国内の代表サービス7選

ライブコマースの概要と特徴

著作者:Victor Bezrukov クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

 

ライブコマースとはライブ動画にEC機能を組み合わせた、いわばインターネット版テレビショッピング。ライブ動画配信中にインフルエンサーや販売者が話し手となって商品紹介し、閲覧者はリアルタイムにチャット形式で会話を行うことが出来ます。

テレビショッピングと異なるのは、一方通行の情報発信ではなく直接話し手に質問してコミュニケーションを取ることが可能な点です。商品の気になる部分についてリアルタイムで確認できたり、他の閲覧者の反応を楽しんだりと、視聴しながら購買動機が高まりやすくなっています。

また、ライブ感を感じながら購入できる仕組みは「体験」を重視する10~20代に受け入れられやすい販売方法といえます。例えば、ニコニコ動画やtwitterを想像してみて下さい。視聴者とコンテンツ提供者の双方向感、スピード感、盛り上がり感など、彼らが身近に感じてきたサービスとライブコマースは近しいのです。

ライブコマースの特徴

ライブコマースの特徴としては、次の3点があげられます。

  • ①ライブ感
  • ②バンドワゴン効果
  • ③安心感

①ライブ感

インフルエンサーがリアルタイムに放送するため、閲覧者はライブ感を感じながら購入することが出来ます。InstagramやTwitterで見つけたお気に入りのインフルエンサーが紹介していることも多く、そんな配信者とのコミュニケーションが購買体験を向上させ、ファン化していくことができる点は、通常のECサイトや動画にはない特徴です。

②バンドワゴン効果

バンドワゴン効果(バンドワゴンこうか、英: bandwagon effect)とは多数がある選択肢を選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。(引用:Wikipedia)

とあるように、ライブコマースは視聴者の人数やチャットでのやりとりからその商品の注目度などがわかるため、心理的に購入したいと考えやすくなります。従来ECサイトでレビュー投稿やお気に入り登録件数で表現していた「繁盛感」「注目度」「売れ行き」が、ライブコマースなら一瞬で伝わるというわけです。

③安心感

インフルエンサーと会話を行いながら購入できるので、ECショップでは分かりづらかった大きさや特徴などを実演してもらうことが出来ます。

例えば、アパレル商材ではサイズ感や素材など実際に手に取らないとわかり辛いことが確認しやすいですし、化粧品なら実際にメイクしているところをライブで伝えることが出来ます。

店頭で実物を手にとって購入する時と同様の安心感をもって買えるところがポイントです。

国内・国外のライブコマースサービス

メルカリチャンネル

 

メルカリ内の「メルカリチャンネル」で閲覧することが出来ます。内容はメルカリで売れるものならライブ販売可能で、幅広く紹介することが出来ます。

この記事掲載時点(2017年11月21日)ではアクセサリーや着れなくなった服を中心に販売されていることが多いようです。一般ユーザー、タレントなどが利用しています。

BASE(ベイス)ライブ

 

ネットショッププラットフォームのBASEが展開している「BASEライブ」はBASEアプリから閲覧が可能です。ライブ中はアプリのホーム画面から閲覧が可能です。

販売者が商品の特徴や背景を生配信することが出来るので、販売者にファンをつけて販売する方法も考えられますね。

Laffy(ラッフィー)

 

DeNAが提供している女性向けライブコマースアプリで、ハンドメイド雑貨に絞っています。コンセプトは「作りながら売ろう」で、制作過程を配信しながらその場で販売や購入をすることが出来ます。

一度配信した動画は、リプレイすることが出来るので、閲覧者は買う前にその動画を見ることが出来ます。実際は、クリエイターが空き時間に制作過程を配信しながら閲覧者と会話・販売することが多いようです。

淘宝直播(タオバオライブ)

 

最後に海外の事例を紹介します。中国のECモールタオバオに2016年に生放送機能を追加しました。タオバオに出店しているユーザーであればライブ中継を行うことが可能です。

100万人が視聴する人気放送になると、紹介した商品が32万回もカートに入れられたほど熱狂しています。ちなみに、タオバオの2016年流通総額は56兆円、会員数5億人、店舗数約200万店、1日のアクセス4000万PV…。

日本の1位楽天市場で2016年に楽天市場、楽天トラベル等のEコマースの売上を合計してようやく3兆円に到達したことを考えると、その市場規模がいかに大きいかが分かります。タオバオの特徴はユーザーの8割が女性ということで、女性向けの商品が売れやすい傾向にあるようです。

まとめ

日本では、学生はすでに「ミックスチャンネル」や「SHOWROOM」等のライブ配信を日頃から閲覧・配信しており、次世代への施策としてはライブコマースを取り入れて配信していくことが求められています。

ECサイトの未来はライブコマースの登場によって大きな転換期となると感じています。
企業が販促手段としてライブコマースを始める際は、「この人だから買う」と思っていただけるようなインフルエンサースタッフの教育や、導線設計・オリジナル企画が重要です。これから自社サイトでライブコマースやライブ動画配信をお考えの方は、ぜひご相談くださいね!

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龍田アシカイネン

龍田アシカイネン

WEBディレクター。 サイト分析、UI設計、WEBアプリケーション活用が得意分野。 最新情報はくまなくチェックするミーハー男子、ECサイト運用経験あり。 常にトレンドと使いやすさを考えたサイト設計を考えています。 元柔道部 区大会銅メダリスト。 ユニ◯ロの防臭靴下を愛用、足の裏の手入れは毎日欠かさず行っている
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