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ボーダレス「お取り寄せ」!越境ECが日本企業を救う?

中国を中心とした海外からの旅行者による「爆買い」は、今や当たり前の光景になっています。人口が減り続けている日本にとって、海外旅行者の消費は救いの神ともいえるでしょう。しかし、こうした「爆買い」現象はいつまでも続くとは限りません。

そこで「爆買い」に代わるトレンドとして、最近注目を集めているのが「越境EC」です。国境を越えたオンラインでのビジネスの可能性を見てみましょう。

旅行する必要がなくなる?自宅にいながら、ボーダレスな買い物ができる

越境ECとは、その名の通り国境を越えた国際的な電子商取引のことです。国家や地域による閲覧制限がかからない限り、私たちは、世界中のどんなウェブサイトにもアクセスができます。

それはECサイトにも同じことが言えます。例えば、サイトが英語だけでなく、中国語や韓国語など多くの言語に対応していればいるほど、アクセスする人や購入者の増加が期待できます。売り手側が、国内だけではなく世界中に顧客がいると考えて、商品の選択から購入、そして、配送までの流れを、各言語に対応させることができれば、世界中の顧客に対して出店をしていることにもなるのです。

越境ECで商圏はもっとグローバルに

とある日本の商店が越境ECをやってみたら

ここでは、国内の企業における越境ECの利点を考えてみます。

例として、あなたが東京の和菓子屋で働いている若旦那だとします。都内に2店舗を持ち、百貨店にも商品を卸していますが、どうにも売上は頭打ちです。そこで、留学経験のあるあなたは、海外のお客様にも店の味を楽しんでもらえるように、1.英語のECサイトを立ち上げることにしました越境EC)。

ただし、このままでは、お客さんはきてくれません。そこで、SNSを使って留学時代の友達に告知し、サンプルとして2.品も送りました。すると、3.を気に入った友達がお店のサイトを拡散してくれて、少しずつ注文が入るようになりました。留学していたシンガポールだけではなく、アメリカやオーストラリアなど、今では英語圏のあらゆる国から注文が入るようになりました。

越境ECを成功させるポイント

越境ECとは言葉の異なる顧客に商品を販売するもの。成功のためには、押さえておくべき基本的な事柄があります。先の例に沿って考えてみましょう。

1.サイトに表示されている言語をターゲットに合わせる

日本に住んでいると、英語の対応をしておけばすべて解決できるように思える言語の壁ですが、実際には異なります。中国の都市部の知識層は、英語を理解しますが、内陸部ではまったく通じないことも珍しくはありません。

2.配送料の負担を考慮する

例えばスケールの小さい中小企業であれば、個別に商品を発送する必要があるので、大手企業のようにその規模感で、配送料を安くすることはできません。

3.事業者や商品への信頼を獲得する

越境ECでは、その人にとって初めて眼にする企業から商品を購入する場合も多いでしょう。国内の企業であれば、ある程度その信頼性は確認できますが、越境ECでは、信頼性を判断できるリソースは限られてきます。

このようなユーザーが感じている不安を解消することで、越境ECのビジネスの成功に近づけます。越境ECでも、顧客目線に立つことが基本となるのは、他のビジネスと同様です。

トラブルもグローバル規模?越境ECで注意したい点

ここでは、越境ECを運営する事業者側のリスクを考えてみます。利用者同様に、事業者も注意したい点がいくつかあります。

1.    代金回収に関するリスク

国内であれば、代金引換という方法で購入代金を回収することができます。しかし、越境ECでは、クレジットカードが主流になります。そして、偽造や盗難されたクレジットカードが使用されるリスクは、国内よりも上がります。

2.    配送に関するリスク

日本国内で生活しているとなかなか気が付かないのですが、日本の配送会社は、世界的に見て、トップクラスのサービスを提供しています。海外では、到着日時の遅延や荷物の紛失が、日本よりも多い頻度で起きます。あなたは、そのトラブルに対応しなければいけません。

3.    法的なリスク

国によって、法律や文化が異なります。あなたの担当した商品が、実はその国で禁止されている成分が使われていたり、もしくは宗教上の理由で禁忌とされている食材が入っていたりした場合、ペナルティが課される場合があります。また、中国ではサイトの検閲があります。世界最大の市場である中国ですが、SNSの運用も制限されているなど、ネット上におけるビジネス展開には多くのハードルが存在します。

越境ECは、まだ始まったばかり

越境ECは、まだ始まったばかりの仕組みです。未整備な部分がたくさん残っているため、参入した場合の苦労は少なくないでしょう。ただ、競合他社よりも先に取り組みを始めることでノウハウが蓄積され、他社に差をつけることができる、という考え方もあります。「爆買い」の勢いが衰えるかもしれないということを逆にビジネスチャンスと捉えて、いまから「越境EC」を始めてみてはいかがでしょうか。

参考:

日本政策金融公庫:期待される越境ECとそのリスク(PDF)

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