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即日配送の限界を超えるのは誰か?加速するEC事業者のスピード競争に迫る【最新版】

EC事業者による即日配送のサービス競争が激化しています。アマゾンジャパン、楽天、ヨドバシカメラなど、それぞれの事業者がその強みを活かす形で、即日配送のサービスを強化しているのです。加速する即日配送の競争は、どこに向かっていくのでしょうか? 各社の戦略から、その将来を占ってみましょう。

黒船襲来!アマゾンジャパンの「プライムナウ」

アマゾンジャパンの「プライムナウ」
http://www.amazon.co.jp/

アマゾンジャパンは、2015年の11月から、受注後1時間以内に商品を発送する「プライムナウ」を開始しました。「プライムナウ」が扱う商品は日用品が中心で、3,900円の年会費を支払って会員になることが利用条件となります。このサービスは海外でスタートし、日本では東京付近や大阪付近の一部地域が対象となっています。

「プライムナウ」の強みは、その配送スピードに加えて、アマゾンの商品力に裏打ちされた幅広い商品ラインアップです。その数は約18,000点と言われています。ただし、ここには、マーケットプレイス出品商品は含まれていません。アマゾンジャパンは、食品や日用品、文具などを中心に、売れ筋を見ながらそのラインアップを着々と強化しています。

2016年11月更新:「プライムナウ」が、さらにサービス対象地域を拡大

アマゾンの「プライムナウ」は、日本でのサービス開始からちょうど1年たった2016年11月からサービス対象地域を拡大しました。
これにより東京23区全体(一部地域を除く) と、首都圏や大阪市、神戸市の一部地域までが1時間以内の配送地域となったので、更に即日配送の競争が激しくなると思われます。

サービス地域の詳細は、プライムナウ公式紹介ページをご参照ください。

出前を超えた楽天の「楽びん!」


楽天の「楽びん!」
http://rakubin.rakuten.co.jp

一方の楽天は、2015年の8月から、注文から最短20分で商品を届ける「楽びん!」を展開しています。これはスマートフォン専用のサービスです。あくまで最短時間が20分なので、平均すると1時間程度の配送時間です。またアマゾンジャパンと同様に、対象エリアは都内の一部地域です。商品ラインアップは、飲料や食品、日用品などをメインに扱っていますが、楽天市場の商品も一部扱っている点が、アマゾンの「プライムナウ」とは異なります。

商品ラインアップは「プライムナウ」のほうが充実していると言えますが、最短20分という配送スピードは他を圧倒しています。このスピードを実現させているのは、商品を搭載し保冷機能を備えた配送車を、対象となるエリア内に巡回させて、注文が入るとその場で顧客宅に配送車を向かわせる仕組みです。商品の補充が必要な場合は、エリア内に設けた倉庫に立ち寄ることで、移動距離と時間の無駄を省いています。

この安心感!お財布にやさしいヨドバシカメラ「エクスプレスメール便」

アマゾン、楽天という巨大ECサイト企業が君臨する中、ヨドバシカメラの通販サイトである「ヨドバシ・ドット・コム」が展開する「エクスプレスメール便」は、平均して6時間で商品を配送するサービスを展開しています。配送地域は、都内の一部エリアです。ヨドバシカメラの実店舗は、新宿や池袋などの巨大ターミナルに出店しており、在庫を持つ物流倉庫の機能を合わせ持っています。そのため、アマゾンや楽天とは異なり、配送業者を介さずに、購入者へ商品を届けることが可能となったのです。店舗数が増えるほど対象地域はどんどん広がっていくことも予想されます。

先にご紹介したアマゾンや楽天のサービスと比較した場合、スピードでは劣りますが、このサービスは追加料金が発生しない点がポイントです。また、通販サイトで扱う400万点の中で、約65万点が対象となっている点は、他の2社では見られない特長です。

ビジネス用途では、スピードが速い「プライムナウ」や「楽びん!」を選択するメリットは大きいですが、家庭の用途であれば、「ヨドバシ・ドット・コム」が展開する「エクスプレスメール便」は、その商品数の豊富さから見てもきわめて有用なサービスであるといえます。

スピード配送の鍵を握る「距離」と「時間」

アマゾン、楽天、ヨドバシカメラという多くの人々に利用されているECサイトが展開する即日配送の概要をご説明しました。ECサイトは、商品ラインアップを充実させることに加えて、「早さ」を付加価値と捉えて注文者への配達スピードを重視している傾向がよく分かります。一方で、このサービスは各社が対象としている配送地域を見ればわかる通り、都内の一部エリアに限定された超都心特化型サービスといえます。確かに、各社の配送センターから距離のある地方都市では、スピード配送は、そもそも不可能なサービスです。

スピード配送というのは、配送センターから配送先の「距離」と「時間」の両方の要素が揃って、初めて成立するサービスです。「距離」は配送センターを増やすしか解決策がないと思われていましたが、配送車を巡回させるアイデアによって解決したのが、楽天です。

一方で、「時間」は、まだまだ改善される余地がありそうです。この時間も、A:注文を受けてから商品をそろえる時間とB:配送にかかる時間の2つの要素があります。Aに関しても楽天は、商品を積んだ配送車の巡回という方法で対応しています。この「時間」も、各社は今後さらに短くするための改善を続けていくでしょう。またBにおいても、ドローンを活用するなどの新しいテクノロジーでその時間距離がさらに短くなることが予想されます。各社の動向にこれからも目が離せません。

参考:

ECの即日配達サービスの限界への挑戦 | ecclab

楽天 即時配送サービス「楽びん!」が本格始動 | 通販新聞

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