販促担当者のためのデジタルマーケティング情報メディア|baXooka[バズーカ]

オンラインとオフラインを繋げるO2O施策の技術と成功事例 【技術編】

皆さん、こんにちは。
バズーカ運営チームの「龍田アシカイネン」です。

オンラインのお客様をオフラインのリアル店舗の訪問につなげる、O2O(online to offline)施策。今は、オフラインで店頭購入やイベント参加等から会員登録してくれたお客様を、自社のECサイトに送客する「Offline to Online」施策という意味としても広く使われていますね。

「オムニチャネル」が一般化してきている現代において、どちらの意味でのO2Oも重要性が高まってきて大きくなっています。最近ではスマホの普及と、通信技術の発達に伴って、入り口となったチャネルが何であっても連携される、より巧妙な施策も打てるようになりました。

そこで今回は、O2Oに活かせる6つの技術と成功事例をご紹介していきます。 皆さんのプロモーションに少しでもお役に立てていただけたらと思います。

なぜO2Oは注目されているか?

O2O施策が注目されている理由。それは、オンラインとオフラインでの購買行動、それぞれのデメリットを補い合い、売上を最大化することができるからです。では、生活者から見てそれぞれのチャネルにはどういったメリット、デメリットがあるかを整理してみましょう。

オンライン購買のメリット・デメリット

<メリット>

  • いつでもどこでも手軽に商品情報の閲覧と購入ができる。
  • 口コミや購入者レビューを確認しながら商品購入の検討ができる。
  • 価格やポイント付与率、決済方法を比較しやすく、最もお得なショップを選択することができる。
  • 品薄の商品でも、在庫があるショップを見つけやすい。

<デメリット>

  • 商品を直接確認できない(大きさ、質感、サイズ感がわかりにくい)
  • ショップ店員の接客がないため、詳細な説明が聞けない
  • 商品到着までの日数と送料がかかる

→ オフライン購買に比べて、「ECサイトまで入ってもらう=集客」は簡単ですが購入率は低くなる傾向があると言われています。

オフライン購買のメリット・デメリット

<メリット>

  • 商品を直接確認して、サイズ感や質感を確かめることが出来る。
  • ショップ店員にその場で質問して説明を聞くことができる。
  • 送料がかからない(インテリアや大型商品は除く)
  • ECサイトにまだ掲載されていない新入荷商品に出会える可能性がある。

<デメリット>

  • 営業時間内に、店舗まで行かないといけない(立地条件や、天候など外部要因に左右される)
  • 希望サイズやカラーが欠品中の場合、出直すか他店舗へ行く必要がある
  • 混雑時にはレジでの会計や包装時の待ち時間が長い
  • ポイントカードを持参し忘れると付与されない場合がある

→オンライン購買に比べると、「店舗まで来てもらう=集客」は難しいですが、購入率は高くなりますね。

オムニチャネルが整備された上で、O2O施策を活用すれば、各チャネルで起きている購買行動をつなげて、メリットのみを享受することができると言われています。

つまり、生活者には快適な購買体験を、企業には全てのチャネルからの売上拡大を実現することができるのです。では、具体的に何から始めたらよいのでしょうか?一昔前と比べるとO2Oを取り巻く環境が変わり、より効果的な施策が打てるようになっています。

今は、どのような技術がO2O施策を発展させているかをここから整理していきます。

O2O施策で使える技術6選

① 制作も利用も簡単、お馴染みの「QRコード」

1994年に開発され、ガラケー時代からおなじみの2次元コード、QRコードです。もともとはバーコードだけで消化できない情報を伝えるために作られたものですが、携帯にカメラが内蔵され、誰でも手軽にスキャンして使えるようになったことで、急激に普及しました。

QRコード自体では文字データの転送だけができますが、そこにウェブサイトのURLやアプリの動作コードを入れることで、サイト訪問促進やアプリのインストール誘導など、様々な活用ができます。

ユーザー側も使い慣なれていますし、企業側にとっても作り方が簡単であるため、印刷物などのオフライン媒体からオンラインにつなげる基礎ツールとして幅広く使われています。

② かざすだけで通信、「NFC」

NFCは、「Near Field Communication(近距離無線通信)」の略語です。特定の周波数を使って、数センチから1メートル程度まで近い距離でデバイス同士が通信する技術を言います。通信できる距離が短く、重いデータの送受信には向いていないものの、デバイスを「かざすだけ」ですぐ動作するというメリットがあります。

日本では「Felica」という名前でサービスの電子マネーサービスがNFCの技術を応用したもので知られていますが、店舗の「スタンプカード」機能をNFCを利用してスマホの中に取り入れるなど「近づける」仕組みを活用した販促領域での利用場面も多くあります。

③ ゲーム以外も使い方が豊か、「AR」

AR Apps

「ポケモンGO」のイメージが先行している技術、ARです。「Augmented Reality(拡張現実)」の略語で、今周辺にある「現実」を加工して、拡張された情報を提供する技術です。

VR(Virtual Reality:仮想現実)が、ゼロから仮想の世界を作ってみせるものに比べ、ARは今の現実をベースにしているので、実際の商品・宣伝物・店舗との組合せができることがメリットです。商品のパッケージに利用して、平面から飛び出すような動画を表示するなど表現の面白さを活用した事例が多く見られます。

④ 今の場所がわかる「位置情報システム」

「GPS」という略語でよく呼ばれている「位置情報システム」です。宇宙にある衛星が地上に送ってくる「位置を測定するための電波」を利用、現在地を確認する技術です。

これを利用すれば、お客様の現在位置を取得し、近所の店舗のセール情報を広告で配信することなどの活用ができます。オフラインへの導線作りに必須の技術と言われています。

⑤ 範囲内の移動を把握、「ビーコン」

ビーコン(Beacon)は、最大45mまでデータ通信ができる機械のことです。Bluetoothという無線通信技術を活用したもので、スマホのように通信できる端末を持っているお客様が通信範囲内に入ってきたらその位置を把握することができます。

これを応用して、店の前にセンサーを設置して近くを通るとプッシュ通知でクーポンを発信することなどができます。 また、「アイビーコン(iBeacon)」という名前でApple社が発表した技術もあります。これは、iPhoneのようにiOSを搭載した端末と通信して情報を得たり、送ったりすることができます。普及率の高いiPhoneを活用できることで、更に幅広く応用されています。

最近は日本最大のメッセンジャーサービス「LINE」で、アプリ中で使える「LINEビーコン」というサービスを開始しました。これはビーコンからの信号でLINEアプリの中のある機能が自動的に稼働させる仕組みで、LINE@などのサービスと連動することで様々な活用が期待されています。

⑥ 全てを網羅する「スマホアプリ」

そして、いつでも持ち歩くスマホにインストールする「アプリ」が今まで紹介した技術を網羅するツールとして活用されています。 最近のスマホには、QRやARに活用できるカメラ・NFC・位置情報システム・ビーコンなどの通信機能が搭載されており、スマホアプリでそれらをコントロールして、サーバと通信することで様々なO2O施策への参加を可能にしています。

まとめ

ここまで、O2O施策に活用される技術について整理しました!次回の後編記事では、実際の成功事例からどういった技術を有効に活用しているか、6つのプロモーションをご紹介します!

参考:

The following two tabs change content below.
龍田アシカイネン

龍田アシカイネン

WEBディレクター。 サイト分析、UI設計、WEBアプリケーション活用が得意分野。 最新情報はくまなくチェックするミーハー男子、ECサイト運用経験あり。 常にトレンドと使いやすさを考えたサイト設計を考えています。 元柔道部 区大会銅メダリスト。 ユニ◯ロの防臭靴下を愛用、足の裏の手入れは毎日欠かさず行っている
販促の最新トレンド、事例をお届け!
メルマガ登録情報入力
必須
必須
メールアドレス 必須
会社名 必須
SNSでフォローする