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オンラインとオフラインを繋げるO2O施策の技術と成功事例 【事例編】

皆さん、こんにちは。
バズーカ運営チームの「龍田アシカイネン」です。

今回は、前編で説明した技術を応用しているO2O施策の成功事例についてご紹介します。Online to Offlineだけではなく、Offline to Onlineに関する事例まで、これからの施策のアイデアを探してみませんか?

① 地下鉄のプラットフォームにできたスーパー?「Tesco」

Tesco: Homeplus Subway Virtual Store

世界的なスーパーマーケットチェーン、「Tesco」が韓国で行った施策です。 仕事帰りが遅くてなかなか店舗まで買い物に行けない生活者のために、地下鉄のプラットフォームにある広告スペースを活用して、食料品の陳列台を再現しました。

商品にはQRコードがついていて、スマホでコードをスキャンするとブラウザが立ち上がりTescoのECサイトの商品ページに移動する仕組みです。QRコードの活用ということで、よく見られる手法ではありますが、生活者の動線を考えて、自然にECサイトへ誘導できたということがポイントです。

② 時間限定のQRコードで購入促進「E-Mart」

Shadow-Activated QR Code Campaign

こちらも韓国のスーパーマーケットチェーン「E-Mart」でQRコードを利用した事例で、「時間限定」という要素を取り入れたキャンペーンです。

E-Martでは、12〜13時のランチタイムに、店舗訪問者が最も少ないということに頭を悩ませていました。特に、天気が良い日にはその傾向が強く、同時に解決できる方法を模索しました。

そこで考えたのが、お昼の時間帯に通行量が増える繁華街に、立方体のQRコードを設置するプロモーションです。これは昔の日時計のようなもので、太陽の位置が一番高い12時になるとその影からQRコードの形が見えるという仕組みでした。QRコードをスキャンすると、E-MartのECサイトに繋がり、時間限定の割引クーポンをもらうことができます。

この施策も、生活者の普段の過ごし方をまず考えた上で、どうすれば違和感なく自社のサービスに接してもらえるか、適切な「場所」「タイミング」「方法」を実現させた成功事例ではないかと思います。

③ NFCでデジタルショーウィンドウ実現!「Ralphlauren」

カジュアルファッションブランド「Ralphlauren」が、イギリスのある百貨店で新規店舗をオープンする際に実施した施策です。

百貨店のショーウィンドウに、Ralphlaurenの商品画像を掲載し、NFC機能が入っているタグを設置しています。その商品画像にNFC機能を搭載したスマホを近づけると、現在その商品が実際販売されている店舗までのルート案内地図が表示され、同時にECサイトへのアクセスを促します。

既存のオフライン広告媒体にNFC技術を取り入れることで、ECサイトというチャネルまで連携した施策です。

④ ARで家具配置シミュレーション!「島忠」

家具・ホームセンターの「島忠」では、専用のアプリを使って自分の部屋に家具配置のシミュレーションができるサービスを提供しています。

自分の部屋にARスキャン用のマーカーをおいてスマホをかざすと、家具が3Dデータになって画面に現れます。アプリの画面上では、家具の実際のサイズ感を確認しながら、配置や色を替えることができます。配置したイメージは写真としてスマホに保存でき、それを持って店舗に訪問し商品を直接購入することまでアプリの中で誘導しています。

家具を選ぶ時は、店舗で実物を見ても、自分の部屋に配置した時にサイズや色が合うかどうか不安がつきものです。そんな見込み客にこのアプリを活用してもらうことで、店舗での購買におけるハードルを下げることができるのです。

⑤ 位置情報とビーコン同時活用で、近くのバイト情報受信!「バイトル」

求人情報サービス「バイトル」では、自社のスマホアプリに位置情報機能とiBeaconを活用して、求人情報と求職者がマッチングしやすい仕組みを取り入れています。

設定された場所に近づくとデータの送受信ができるiBeaconの機能を活用し、求職者がアプリをインストールしたスマホを持ち歩いているだけで、アルバイト募集中の店舗から求人情報が届きます。

「バイトル」は、通常求職者は自分の行動範囲の中で通いやすいアルバイト先を探す、という点に着目し、住所などで検索しなくても直感的に仕事を探せるようにしました。

これによって、気になった求人情報をより詳しく見るためにバイトルのサービスにアクセスするという、オフラインからオンラインの流れを作った事例です。

⑥ ビーコン活用で商品の情報をLINEメッセージ送信!「ZOZOTOWN」

アパレルECモール「ゾゾタウン」を運営しているスタートトゥデイ社が、ビーコンを活用してアパレル店舗で利用できる新たなサービスをLINE社と共同開発した事例です。

独自開発した「ボタン型ビーコン」が店舗の商品(洋服)にタグのように取り付けられ、押すとLINEアカウントを経由して、その商品(色・原産地・値段・サイズなど)やお店の情報が直接ユーザーのスマートフォンに届きます。ユーザーは商品情報を詳しく見ることができ、店舗側はユーザーの好みや購入前に検討された商品の情報を運用改善につながるデータとして活用できます。

さらに、商品情報を表示する際にECサイトへの訪問を誘導するリンクを案内すれば、店舗で購入検討された商品に再度オンラインで購入促進することも可能です。

まだ正式なサービス展開は準備段階のようですが、店舗への導入が広がると服選びの形が変化を遂げると思われます。

まとめ

ここまで、2回に渡ってO2O施策についてご紹介しました。

技術は日に日に発達して様々なことができるようになりましたが、販促の企画を立てる時に最も大事なこと、まず「課題」と「ターゲット」を明確にすることだと考えています。 どういう技術を使うかというのは、その次の問題なんですね。

例えば、QRコードはすでに古いもので制限も多いと思われがちですが、ターゲットが位置情報やビーコンの使い方がわからない年代の生活者ならば、わかりやすいツールとして有効に利用できると思います。

では、次回もみなさんに参考にしていただける情報をお送りします!

参考:

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龍田アシカイネン

龍田アシカイネン

WEBディレクター。 サイト分析、UI設計、WEBアプリケーション活用が得意分野。 最新情報はくまなくチェックするミーハー男子、ECサイト運用経験あり。 常にトレンドと使いやすさを考えたサイト設計を考えています。 元柔道部 区大会銅メダリスト。 ユニ◯ロの防臭靴下を愛用、足の裏の手入れは毎日欠かさず行っている
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