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いまファッション業界でデジタルに強い人材が求められる理由って?

デジタルマーケティングが進化するにつれ、長年アナログだったファッション業界でもデジタル意識が強くなってきています。実際、2007年から2012年にかけてインターネットでのファッション販売数は185%も増加したのだとか。そして、ファッション業界内での求人要項を見ると、年々デジタルマーケティングのビジネススキルが求められる求人が増えています。

今回は、ファッション業界がデジタルトレンドの流れとともにどのように変化しているのか、そして、どのような人材がファッション業界で必要とされているのか見ていきます。

2015年、トップブランドに激震が走る

現代のファッション業界ではZARAやH&Mなどのいわゆる「ファストファッション」が流行し、それらのブランドは売上をどんどんあげています。それに伴い、トップブランドもデザインだけではなくデジタルトレンドにも敏感になってきています。従来のファッションビジネスの方法を根本的に変えなければ、買い手の需要に供給が間に合わないという課題があるのです。ところが、トップブランドを長年支えてきたデザイナーたちからは、この流れに対し反発の声が多数上がっています。どういうことでしょうか?

これまで、ファッション業界では秋に翌年の春夏シーズンのファッションショーを行い、春に秋冬シーズンのショーが行われていました。そして、ショーの招待客はプレスやバイヤーがほとんどで、それらのショーを見たバイヤーがブランドに注文を入れ、商品が実際に店頭に並ぶまでに半年のタイムラグが存在しました。

Rebecca Minkoff社のホームページ
https://www.rebeccaminkoff.com/

それに比べ、現在はデジタルメディアでショーの内容が瞬時に一般消費者に提供されます。すると、消費者は半年後ではなく、すぐにでもショーで発表された洋服を欲するようになったのです。その需要に応じるかのように、Rebecca Minkoffは2016年春に2016年秋の洋服ではなく春用の洋服を発表し、ショーのすぐ後からそれらの商品販売を開始するという、長年のファッション業界のやり方を覆す販売戦略をとり話題になりました。

しかし、商品が回るペースを早めるということは、洋服デザイナーが洗練されたデザインを完成させる時間が短縮されるということも意味します。そして、業界のデジタルシフトに抵抗するかのように、Gucci、Donna Karan、 Dior、Balenciaga、LANVINという名だたるブランドを長年支えてきたクリエイティブディレクターたちが、そろって2015年に辞めてしまったのです。

クリエイティブだけでなくビジネス視点の人材が求められる

名だたる有名なクリエイティブディレクターが辞めた理由は、デジタルマーケティングのせいでクリエイティブ性が欠けてしまうということにあります。しかし、ファッション業界はSNSやECなどのオンライン上で消費者の興味を集め続けないと売れない時代になってきています。その結果、クリエイターではなく、MBA取得者やオンラインマーケティング経験者の採用が積極的に行われるようになっています。

一昔前までは、ファッション業界といえばクリエイティブ性が求人のポイントでしたが、現代はデジタル社会でのビジネスノウハウを知っている人材が求められています。なかでも、デジタルマーケティングはもちろん、Eコマースの知識も兼ね添えた人材が重宝されています。

ファッション業界で求められるデジタルスキルとは?

では、ファッション業界では具体的にどのようなスキルが求められているのでしょうか? さまざまな求人情報で見られる主なデジタルスキルには次のようなものがあります。

データ分析スキル

デジタルマーケティングで重要なのは、得られるさまざまなデータを的確に分析することです。そのために必要なGoogle Analyticsを始めとした分析ツールのスキルや、リサーチ能力、データサイエンスの能力が重宝されます。

モバイルサイト構築スキル

イギリスのリテール業界におけるメディア利用を調査するIMRGという団体によると、ECサイトでのリテール販売数はモバイルデバイスの方が、PCなど他のデバイスに比べると16%も多いということがわかっています。つまり、モバイルマーケティングはリテールの販売数を伸ばすためには必要不可欠なのです。それにともない、ECサイトのUX/UIデザイナーやレスポンシブなウェブサイトを構築するスキルも必要となります。

SNSコンテンツ制作のスキル

モバイルセールスを伸ばすことが重要なため、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNS上で消費者に受けるコンテンツを作ることは大切です。また、最適なコンテンツを最適なタイミングで配信するためにマーケティングオートメーションツールを使えることも大事です。SEOの仕組みの知識や、サーチマーケティングのノウハウも必要となってきます。

ネット広告の知識

Googleの調査によると、消費者は実際に商品を購入するまでに平均2.9種類のECサイトを訪問するようです。そして、これらの消費者は平均的に3時間かけて商品を探し、27日ほど吟味してから購入に至るということが分かっています。このため、1度ECサイトを訪れた消費者がネット検索をする際に、リターゲティングアドを駆使して、自社のバナー広告を戦略的に表示することが大事です。ネット広告全体の知識が大切になってきます。

若手にチャンスが周ってくる時代に!

デジタルスキルを持つ人材はまだまだ少なく、若手の方がデジタルに強いがゆえチャンスがある領域です。ベテラン社員も年功序列に甘えず、最新テクノロジーを勉強していくことが必要な時代になってきているといえるのではないでしょうか。
参考:

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