販促担当者のためのデジタルマーケティング情報メディア|baXooka[バズーカ]

【インタビュー】お客さまの販売戦略にイノベーションを!(後編)

こんにちは、バズーカ運営チームのキムです。バズーカの運営企業である株式会社ジーエークロッシングの代表取締役社長、小川洋一インタビューの後編をお送りします。今回は、起業後の苦労と発展の軌跡、そして今後の展望についてお聞きしました。(小川洋一インタビュー前編はこちら)

いち早くWEB系のプロモーションに注目

――ジーエークロッシング創業当時のお話をお聞かせください。

小川:2006年に起業した時のメンバーは、前職である株式会社ゼネラルアサヒの神戸事業所において私自身が採用した社員たちです。事業所を立ち上げて10年、一度も売り上げがマイナスに転じることなく、順調に成長してきた組織でした。このメンバーとともに、日本だけではなく海外でも通用する会社を作ってみたい、必ずできる!という確信のもと、ジーエークロッシングは歩み始めたんです。

でも最初に、「資金繰り」という壁にぶち当たりました。私には経営に関する基礎知識がなく、当然、経理や財務に関しても素人でしたから、日常の資金繰りに困って、いつも「お金がない」という状態。そんな時、知り合いが紹介してくれたのが、有名アパレル会社で経理課長をやっていた女性でした。3年間という期限付きで協力を頼んだところ、彼女は見事、それまでの人脈を利用した融資のパイプと経理のシステムを作ってくれたんです。こうして何とか最初の壁をクリアすることができました。

――事業の狙いはどこに定めていたのでしょうか?

小川:起業当時、プロモーションといえば、「印刷物」制作を軸にして成り立っているものでした。印刷物制作のための企画、デザイン、写真撮影、製版、印刷業務が主流だったなか、当社はいち早く「WEB」系のプロモーションに注目。紙面に限りがある印刷物では掲載できる写真の点数も制限されてしまいますが、WEBならその可能性は無限です。そこで当社は写真に注力していこうと考え、神戸の復興事業にも貢献する形で、ポートアイランドに大規模なPIX神戸スタジオを建設しました。

この施策が大正解で、その後現在に至るまで、世の中の情報伝達デバイスはオンライン化の一途をたどり、写真のニーズは高まる一方。掃いて捨てるほどある広告制作会社の中で、一線を画した個性で成長することができたんです。今では当社のスタジオなら、大抵のシーンやシチュエーションを表現できると自負しています。

お客さまと一緒に考え、施策を練り上げていく

――ジーエークロッシングの「強み」は写真撮影の体制にあると考えてよろしいでしょうか?

小川:もちろん写真撮影には大きな自信を持っていますが、それだけではありません。リアル店舗やECサイトを中心に、販売促進の視点からプランニング、デザイン、撮影などを手がけ、AIツールや動画メール、CRMツール、オウンドメディアなど最適な媒体やツールの組み合わせをご提案できることが当社の最大の強みです。社内には、制作や撮影にかかわる多くのスタッフを抱えていて、1社でこれらの施策のほぼすべてに取り組むことができます。さらにこの「baXooka:バズーカ」は、当社で蓄積してきたノウハウを、お客さまご自身で活用していただけるように共有しよう、という理由で運営しています。

――そのように幅広い提案をするようになった背景には、時代の変化という要因もあるのでしょうか?

小川:おっしゃるとおりです。スマートフォンの利用をはじめ、消費者のライフスタイルも大きく変わった結果、それまで紙媒体を中心に集客や販売を行っていたお客さまは、以前と同じ施策では効果が出ないことに悩まれるようになりました。どんどん増えていくWEBツールの中で、どれを使えば効果的なのかも手探り状態。プランニングはここ、印刷物はここ、WEBはここと、セクションごとに数社に発注しているため、コントロールや運用の手間が増え、現場の担当者の方は常に時間に追われ、苦しんでいたのです。当社であればすべてを任せていただくことができますとご提案したことで、お客さまにも大変喜んでいただけました。

――何か具体的なエピソードを教えていただけますか?

小川:ある商品のECでの売り上げを伸ばしたいというお客さまがいたのですが、「商品を売ろう」という気概が強く、情報発信がプロダクトアウト型になっていたため、それを指摘したことがあります。そのうえで、ユーザの共感を得られるように、毎週更新するWEBマガジンとしての展開を提案したんです。この施策によって先方の売り上げアップが叶ったんですが、お客さまはそれ以上に、打ち合わせから制作、撮影まで、スタッフが一緒に協力する姿勢に感謝されました。お客さまと一緒に考え、パートナーとして施策を練り上げていく私たちの姿勢に共感していただいたようです。

「非常識」と言われ続けたい

 


――今後の展望についてお聞かせください。

小川:2007年には東京に撮影スタジオを併設したオフィスを構え、次に目指すべき「都会」を海外に見出すようになりました。2012年には上海に杰可荣新企业形象策划上海有限公司を設立し、今年5月には、Eコマース専門のバックヤード業務を行う株式会社キュービックスを子会社化しました。2017年に香港、次いでASEAN地域、さらにニューヨークに拠点を立ち上げることを目標に目下準備を進めています。

2025年には利益100億円、グループ会社10社、うち海外に3社の設立を目指しています。現在、当社は受託を中心とした事業展開ですが、プラットフォームの中で売り買いができる事業も手がけていく予定です。BtoB、BtoC、CtoCのプラットフォームビジネスを計画しています。

この業界ひと筋で30年。普通のサラリーマン家庭に育った私でも、会社を立ち上げ、海外進出やM&Aまでこなすことができました。誰にでもやる気さえあればできないことはない。これから先は、社員に経営幹部や経営者へ成長してもらって、ともに業容を拡大していきたいと思います。創業以来、私たちの仕事はすべてにおいて新しいことばかり。業界の常識にとらわれないことから、「非常識」だと思われることも多々ありますが、これからもお客さまの望むことへの近道やメリットを考え、どんどん業界の常識を覆していきたいですね。

The following two tabs change content below.
キム

キム

テクニカルディレクター。 フロントエンドコーディング、スマホ、アプリケーション、IoTなどに興味深いです。 たまに変な日本語が出てしまっても許してください…!
販促の最新トレンド、事例をお届け!
メルマガ登録情報入力
必須
必須
メールアドレス 必須
会社名 必須
SNSでフォローする